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オリンパスの損失隠し問題について

カメラなどの光学機器を製造していることで知られる世界的企業のオリンパスですが、損失隠しは発覚したことで大きな問題として取り上げられています。実はこの問題が発覚するまでには、数ヶ月にわたり紆余曲折の展開がありました。

外国人のCEOが、突然会議でやめさせられました。このCEOは、オリンパスが過去に行った企業買収において、不適切なほど多額の報酬が支払われていると指摘しました。そこで調査を始めたところ、突然解任させられたのです。

CEOには新たな日本人が就任したのですが、すぐに解任となり、別のCEOが就任して事態が明らかになりました。不適切に感じた多額の報酬というものは、オリンパスが過去の損失を穴埋めするために作り出したものだったのです。オリンパスはこうして損失計上を先送りし、株主側には至って健全な経営状態であることを表明しながら、裏では不適切な経理を続けていたのです。それが表に出そうになったため、外国人のCEOを解任したのでしょう。

この事件が明らかになり、日本の株式市場は大きく反応しました。オリンパスのような大企業がこうしたずさんな経営を行なっているのであれば、他の企業も同じようなものかもしれないと投資家達が疑心暗鬼に感じたからです。確かに企業が発表する決算を信じて投資を判断している人たちにすれば、何を信じればいいのだろうかという気持ちになったでしょう。

決算に関しては第三者である監査機関によって公正さが保たれるシステムになっているだけに、それが機能していないことにも驚きを感じました。

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